Q. 太陽光パネルはどのようにリユース・リサイクルされるのですか?

A. 検査によりリユース可能なものは再び販売され、廃棄物として処理されるものは、部品や素材毎に分離回収し、回収した材は原料等として利用されます。

最終更新:2022年9月9日

使用済みの太陽光発電設備や、生産過程や施工不良、修理に伴う交換で発生した不良品等は下記のようなフローを通じて、リユース・リサイクル・処分されます。

使用済太陽光発電設備のリユース・リサイクル・処分のフロー

廃棄物として中間処理施設に搬入された太陽光パネルは、簡易検査機器でリユースの可否が判断され、リユース可能と判断されたものは再び販売される1株式会社信州タケエイが太陽光パネルのリユース販売事業を開始(2022年7月8日 プレスリリースことがあります。

リユース不可能と判断されたものは、部品や素材毎に分離回収し、回収した材は原料等として利用されます。基本的な処理の工程は下記の通りです。

有価物となる剥離・解体した素材

首都圏のリサイクル施設

東京都の調査によれば、2022年8月時点で、首都圏には下記の7施設で太陽光パネルのリサイクルがおこなわれています。(括弧内は、都による各社へのヒアリングに基づく処理能力)

  1. 環境通信輸送株式会社(3.6 t/日)
  2. 株式会社ウム・ヴェルト・ジャパン(4.48 t/日)
  3. 東京パワーテクノロジー株式会社(9.6 t/日)
  4. 水海道産業株式会社(11.76 t/日)
  5. 株式会社リーテム(37.8 t/日)
  6. 株式会社浜田(7.2 t/日)
  7. 東芝環境ソリューション株式会社(2.8 t/日)

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