Q. 太陽光発電は、製造時に大量のエネルギーを使うので環境に悪いのではないですか?

A. 太陽光発電設備の製造にはある程度のエネルギー投入が必要になりますが、発電の運用が開始されると、その設備の製造にかかった分のエネルギーを自ら生産し、その後は運用が続くかぎり、温室効果ガスを排出しない電力を生み出し続けます。

最終更新:2022年6月13日

設備の製造などにかかった投入エネルギーと同等のエネルギーを生み出すまでの時間を「エネルギーペイバックタイム(Energy Payback Time, EPT)」と呼びます。

燃料を必要としない再生可能エネルギーの発電は、エネルギーペイバックタイムを超えて運用が続くことで、設備の製造にかかった分のエネルギーよりも多くのエネルギーを生み出すことができます

一方、燃料を必要とする化石燃料の発電は、運用が続く限り、燃料の採掘・精製・輸送などにエネルギーがかかるので、原理的に投入エネルギーを回収することができません

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